日常生活で頻繁に使うドアの取っ手は、時に故障に見舞われることがあります。突然開かなくなったり、グラグラしたりすると、非常に不便でストレスを感じるものです。ここでは、ドアの取っ手でよく見られる故障の症状とその原因、そして一般的な修理方法について解説します。まず、最もよくある症状は「レバーハンドルがグラグラする」または「下にだらんと垂れ下がってしまう」ことです。この主な原因は、ハンドルを固定しているネジの緩みや、内部のバネの劣化です。レバーハンドルは、ドアの開閉時に回転力を受け続けるため、使用頻度が高いと内部の部品が摩耗したり、固定が緩んだりしやすくなります。修理方法としては、まずハンドルの根元にある固定ネジをドライバーで締め直すことを試みてください。多くの場合、これだけでグラつきが解消されます。もしネジを締めても改善しない場合は、内部のバネが破損している可能性があります。この場合は、ハンドル内部のバネを交換するか、取っ手全体を交換する必要があります。次に、「ドアノブが回らない」または「レバーが押し下がらない」という症状です。これは、内部のラッチ(ドアを枠に固定する小さな金具)が固着している、あるいは内部機構が破損している可能性が高いです。長年の使用による潤滑不足や、内部の部品の錆びが原因となることもあります。修理方法としては、まずラッチ部分に潤滑剤(シリコンスプレーなど)を少量吹き付けて、動きが改善するか試してみてください。もし改善しない場合は、内部の機構が破損している可能性が高く、専門業者による点検か、取っ手全体の交換が必要となることがあります。また、「鍵が回らない」または「鍵がかからない・開かない」という症状もよくあります。これは、シリンダー内部の不具合、鍵穴のゴミ詰まり、または鍵本体の変形が原因です。鍵がスムーズに回らない場合は、鍵穴専用の潤滑剤(鉛筆の芯を削って入れる方法も一時的に有効)を試してみてください。市販のKURE 5-56などの油性潤滑剤は、内部でホコリを吸着してさらに状況を悪化させる場合があるので、鍵穴には使用しないように注意が必要です。それでも改善しない場合は、シリンダーの交換か、鍵本体の確認が必要です。鍵のトラブルは防犯に関わるため、専門業者に依頼することをお勧めします。